ようじょのおえかきちょう

ふぇぇ お医者さんにペン持ったらダメっていわれた〜〜

『UIデザインの心理学』を読んでいます #kosen14s 読書会

kosen14s.github.io

kosen14s 読書会 4日目、担当やましーです。

3日目は いらいざ による 「精神分析入門」を読んで でした。文章めっちゃ読みやすくてびっくりした、高校は高専と違ってちゃんと国語の授業あるんだな…

さて、私は『UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則』という本を紹介します。

どんな本?

UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

Designing with the Mind in Mind, Second Edition: Simple Guide to Understanding User Interface Design Guidelines』を翻訳したものです。

UIデザイン原則と心理学上の根拠がわかる一冊。

◎物事を認識するときにどのようなバイアスがかかるか

◎物事をどのように見分けてとらえるか

◎色情報をどのように処理するか

◎周辺視野や読む能力がどのように機能するか

◎注意、記憶、想起、学習、意思決定をどのように行うか

◎使いやすいと感じる物理的法則や時間的法則は何か

と紹介文にあるように、よく言われるUIデザインの原則が「なぜ良いのか」また「どうすればいいのか」を人間の身体・心理目線で解説した本です。

「心理学」とありますが、心の動きにルールを見つけようとする「behaviorism(行動主義)」とか「認知心理学」とかの言葉を使ったほうがより近いかもしれません。あんまり詳しくないのでいらいざに教えてほしい…

こんなひとに読んでほしい

  • 私みたいに、独学でデザインに触れているひと

  • デザインはセンスがないとできないと思っているひと

ちょっとだけ中身を紹介

本当はこの本の内容をまるごと紹介したいのですが、全部で280ページあるのと、まだ私が最後まで読み切れていないのもあって、5章「周辺視野」についてだけ紹介して雰囲気をつかんでもらえればと思います。

内容を元に、簡単なスライドを作ってみました。

最近のかっこいいレイアウトや人気のデザインなどにはほとんど触れていません。かわりに私たち人間が普段どうやってモノを見ているのか、何が得意で何が苦手なのか、どんな癖があるのか…についてが豊富な図・スクリーンショット・過去の研究を交えて紹介されています。

「わかりやすさ・使いやすさ」は考えれば考えるほど行き詰まってしまいますが、この本は人間の身体や認知心理の視点からヒントを出してくれます。

「一貫性を保ちましょう」「記憶しなくても見ればわかるようなデザインにしましょう」などはよく言われるデザインの原則の例ですが、この本を読み終えると、なぜそれが原則とされるほど大事なのか、説得力のある理由を説明できるようになると思います。

他の本も紹介

武舎 広幸さん、武舎 るみさんが翻訳されている本には他にも

などがあります。

おわりに

学生が気軽に買える値段と重さではないので、図書館に入れてもらうのがベストだと思います。欲しいけど :)

明日は ふるつき の担当です。ふるつきは高専生のくせに文章上手なのでたのしみにしてます!