ようじょのおえかきちょう

ふぇぇ お医者さんにペン持ったらダメっていわれた〜〜

第一回 #技書博 にwhiimsとしてサークル参加してきた

技術書同人誌博覧会にwhiimsとしてサークル参加してきました。E-07、なんと壁サーってやつです!

whiims.github.io

技術同人誌即売会のサークル参加は「技術書典5」以来2回目です。

TL;DR

  • プログラミング言語かるた、Gitコマンドかるた学習ガイドブック、抵抗カラーコードかるた、その他関連商品を頒布した。kosen14sの新刊、既刊も頒布した
  • 決済数は11:00~12:00の回が最も多く、ピークタイムは毎時10~20分ごろ
  • 決済方法は現金8割以上、PayPay2割弱、Kyash1%

グラフでみる技書博 whiims編

pixivPAYのレジ機能を使って頒布数と時間を記録しました。決済方法として現金、PayPay、Kyash、pixivPAYを準備しました。なお、(決済数) ≦ (頒布数) です。

時間帯別決済数

11:00~12:00の決済数が最も多く、12:00~13:00のお昼時は減り、13:00~15:00で少し戻って、15:00~17:00はかなり減っています。決済方法は現金が82%、PayPayが17%、Kyashが1%でした。

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毎時ピークタイム

ピークタイムはおおむね毎時10~20分前後です。40分を過ぎると「もうあんまり来ないでしょ」といってお手洗いに行ったりご飯を食べたり、会場内を散歩したりしていました。位置的に一番奥のスペースだったのでこうなりましたが、入口に近いサークルさんは少し事情が違ってきそうです。

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時間帯別頒布数

時間帯別の頒布数はこんな感じです。開場すぐの11:00~12:00は、人気商品のマスキングテープを確保、まとめ買いしていく人が多かったです。立ち読みなしでGit学習ガイドブックを買っていく人も多かったので、予め入念にサークルチェックして計画的に購入するタイプの人はこの時間帯に来るのかなぁと思いました。正確な数はカウントしてないのですが、立ち読みをしていく人は午後から増えました。気になるけど購入するかどうかは見てから考える、売り切れてたら買えなくても構わない、という人はゆっくり来れる午後を選ぶのかもしれません。

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頒布物別決済方法

金額の高いもの(¥3,000)から低いもの(¥300)まで、上から下に並べています。少額のものはPayPayなど電子決済が好まれるかもと予想していましたが、特にそういったことはなく、PayPayを使う人がPayPayを使っているだけのようです。あまり面白さはないですね。

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頒布物別頒布数・被チェック数

今回は被チェック数があまりあてにならない印象でした。特にGit学習ガイドブックは立ち読みをして購入しない人が多く、内容のレベル感が頒布物紹介ページでは伝わらなかった(かなり初心者向けなので)のかなぁと思いました。今回の反省ポイントです。

マスキングテープもあてにならなくて、これは一人で複数個まとめ買いするケースがあったからです。一般の技術書は大抵一冊買いのため被チェック数を信じても良いのですが、こういったグッズ類は気をつける必要がありました。

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サークル参加の感想

  • 衝立が想像以上にでかくてびっくりした
    • 向こう側のサークルの様子が見えない && 放送が聞こえない(?)ので諸々のタイミングがわからず少し不安だった
    • 壁は卓後ろの荷物置き場が広くてとても助かった。隣スペースが空いてて、気持ち広々使えたのもよかった
  • 頒布物を持ってきすぎたのでキャリーケースに収めるのがギリギリだった。写真は唯一の買い物にして最高の買い物であるところのミニダンボー
    • 15kg以上あるケースをゴロゴロ牽いて帰るのはしんどかった(宅配サービス使えばよかったね……)。紙って重いんだなぁ みつを
    • f:id:yamasy1549:20190729210730p:plain
  • お話は苦手だけど、初対面の人相手で30秒程度ならむしろ好きということがわかった。同人誌即売会ってそれくらいの長さなので丁度良い。良いイベントでした。企画運営のみなさまに感謝です

次は9月の技術書典7でお会いしましょう!

おまけ

今回の頒布物の多くはBOOTHにて販売しています。

whiims.booth.pm

高専を卒業して高専に入学します

卒業シーズンなので書きました。学校への要望は授業アンケート等に書いたり納得したり諦めたりして解決済みなので、このエントリにそういうことは書きません。

授業について

1年前に長々と書いた文章があるので省略します。まとめると、授業を既存知識の確認時間とみなすくらいがオツで格好良いけど、そうすると授業が眠くなっちゃうね、という話です(?)。 5年生の授業についても追記しておきました。

yamasy1549.hateblo.jp

研究について

配属になった研究室の先生がとても積極的な先生で、研究室配属以降それはそれは充実した生活を送ることができました。知らない分野の知識をたくさん得られるし、研究会や学会でアウトプットさせてもらえるし、生きているという感じがします。ぼくが高専に求めていたのはこんな体験だったので、最後に救われてよかった。でも高専は研究機関じゃないらしいんですよね……

得たもの、あるいは成長したこと

高専の中で新しく得たものは、研究を除けば、電気関係の基礎知識くらいでしょうか……。ほんとか? オームの法則以上のことはわからない

ちょっとだけ高専から離れたところでは、身の丈に合った振る舞いをするべき、という知見を得ました。3年生の終わりにトビタテ留学プロジェクトに受かって、最終的には自分に合ってないと思って辞退したんですが、そのときに色々考えました。トビタテといえば、面倒な書類をそれっぽい文字列で埋めて出すスピードが上がったんですけど、これは絶対トビタテのおかげですね。

まったくの高専外では、C言語(printf)とHTML(imgタグの相対パスで四苦八苦)しかできなかった中学生ぼくに比べると、HTML、CSS、JS (+React)、Ruby (+Rails)、Pythonとかを使って軽いWebアプリケーションを作れるようになったり、あまり触らない言語でもドキュメントと格闘してなんとなくやりたいことは実現できたりするようになりました。それから、PNGの仕様書読んでビューワ作ったりPDFの仕様書読んで手書きしてみたりもできるようになりました。知らないことがたくさんあって「こんなことさえ知らないの!」と思われることは大変恥ずかしいし凹むけど、「調べれば(時間はかかるけど)なんとか理解できるしおそらくプログラムも書けるだろう」と思えるようになったのは成長だと信じたいです

あとは、インターンや勉強会に行く中で、社会人になってからスキルを上げるには体力気力がいるなぁという気付きを得ました。インターンに行くたび社会でやっていける気がしなくなるんですよね。自分の知識が少なすぎてまず面接で落とされるだろうなという気持ちになってきて、未熟な自分を責めすぎて新しく知識をつける気力も湧かず、の繰り返しで……ってこれは得たものではあっても成長ではない。

進路

同じ高専の専攻科に通います。専攻科に2年間通って単位を取ると大学卒相当になるので、終わったら自然言語処理(というか感情推定)をやれる院に行きたいです。アカデミミッミにかぶれて院進がデフォの頭になってしまった……というのは半分嘘半分本当で、まあ実際楽しいので可能なら学生としてもうちょっと研究続けたいなと思っています。

田町のm社さんや千駄ヶ谷のp社さんでWebフロントエンドのインターンとしてお世話になったとき、ユーザーに一番近いフロントをいじって喜んでもらえるのも面白いけど、便利機能のクオリティを上げて喜んでもらえるのも面白そう、というのを感じるようになりました。例えばm社さんなら家計簿の項目には自然言語処理が必要そうだし、p社さんは言わずもがな画像処理が必要です。これらは独学で学ぶよりは研究機関でやったほうが効率が良さそうなので、一旦Webフロントエンドエンジニアへの道を外れて、アカデミックを覗いてみることにしました。今のところ両方面白いので、最終的にどちらの職に就くかはまだ決められていません。

ということで、専攻科は大学卒の資格が貰えたらそれでいいかなと思ってます。果たしてこんな気持ちで2年間持つのか? 途中で面倒になってドロップアウトしてそう。行き先ないけど……

おわりに

こいつ何も成長してないな?

#技術書典 にkosen14sとして初サークル参加してきた

技術書典5 にkosen14sとしてサークル参加してきました。メモ形式で記録しておきます。

techbookfest.org

おきもちを集約するとこれになる↓

TL;DR

当日まで

執筆

  • 急かされないとやらない高専生なので、当落通知前から「書きはじめろオーラ」を共有していた
    • 記事はギリギリまで出揃わなかったけど、表紙は真っ先に仕上がっていた。しゅごい
  • 原稿は Google Document で書いて esa.io で管理
    • 個人的には書いたやつを Git 管理したかったが、使い慣れてない人もいるため断念
    • Google Document でもコメントや修正提案ができるので良かった
      • でもソースコードや段落のスタイルが執筆者ごとに違って、組版時統一するのに苦労した
  • 執筆追い込みと称して軽い合宿をした

組版

  • 当初は InDesign を考えていたが、CSS 組版にチャレンジすることにした
  • 以前買った同人誌などを参考にして、環境は一晩で作れた
  • 適用可能なスタイルをまとめた PDF を作って執筆者に共有した
    • f:id:yamasy1549:20181010142027p:plain
  • CSS 組版つらいところ
    • flex とか Multi-column layout とかで段組にした際、脚注が期待した場所に入らない && 本文が脚注挿入位置で改ページされる
      • どうしても脚注を入れたいところは段組を諦めるか、段組を優先して脚注をなくした
    • ソースコードブロックと脚注がぶつかった際、ソースコードブロックが負けてスタイルが崩れたり、脚注と重なったりしてしまう
      • これはぼくの書いた CSS が悪かったかもしれない……
      • .newpage { page-break-after: always } みたいなクソクソ class を作って手動対応。運用でカバー
    • PDF に吐いたときフォントが埋め込まれない
  • CSS 組版すきなところ
    • 上記以外はだいたい好き
    • 特に TeX で表書こうとするとクソクソめんどいんですがあれがなくなっただけでも十分惚れる理由になる(学生並感)
    • まだまだこれから発展していくぜ! みたいな若さというか余白の多さに期待が持てる

本の仕様、値段設定など

  • B5、2冊とも100ページ弱
  • それぞれ50部ずつ発注
    • 初参加だしジャンルも不定なので買う人は多くないだろうと判断、あと日和った
  • 学生のお財布にも優しいぽぷるすさんにお世話になった
    • 10日前くらいに入稿完了
  • 物理本が売り切れたとき用に対面電書で DL カードを用意
  • ファイル名をそのまま output.pdf とかにするとDLしたお客さんが死ぬので、ちゃんと日本語タイトルをつけておくのがデキるエンジニアしぐさ(?)
  • 物理本が¥600、完全 DL 版が¥500、ジャンル別 DL 版が¥300
    • 「¥500だと儲けが出ない、¥700だと買うのに躊躇する」という理由で設定
    • ジャンル別 DL は良いアイデアだと思ったんですが、今のところ誰も買ってくれてない(まあ完全 DL 版を買ってくれてるということなので有り難い)

被チェック数

  • 推移
    • 2週間前:18
    • 1週間前:35
    • 2日前:79
    • 1日前:100
    • 当日:130
  • どの頒布物が欲しくてチェックしてるのか分からないので、頒布物が多いうちのサークルではちょっと困った

当日

スペース

  • あの布、見本誌立て、目次パネルなどを用意
    • あの布は自分で作った。サークル側のポケットに小銭を入れておくとお釣りの処理がしやすくて超便利だった
    • 立ち読みしてる人に目次パネルを見せて詳細な説明ができたので、用意して正解だった
    • 見本誌に透明カバーをつけてアピールしたので、「これ見本誌か売り物かどっちだろ、手にとってもいいのかな……」みたいな迷いは少し減ったんじゃないかと思う
  • かるたは実物見てナンボなので、実際に触ってもらえうように配置した
    • 売り切れても見本の展示は続行し、実際に触って売り切れを残念がった人にはチラシを渡す作戦に切り替えた
  • スペースは横幅90cm、頒布物が多いとかなり狭い
    • 椅子を横並べにして2人座るのは窮屈だったので、立って売り子していた
    • それでも大人2人が横並びになると隣のスペースにはみ出てしまいそうで、常に気を遣う必要があった

頒布状況

  • 14:00(開始3h)の時点でこれ
  • 闇鍋本は最終的に50部全てが2冊とも売れて、DLカードに移行した
    • DLカードは20数枚売れた
    • 被チェック数のうち闇鍋本狙いだったのは半分以下?
  • {プログラミング言語, Gitコマンド}かるたは合計40部くらい持っていったが、4h以内には全て売り切れていた

決済方法

  • 現金80%、公式後払いアプリ15%、pixivPAY5%くらい
    • pixivPAY を使っていたほとんどは pixiv の中の人だった気がする、たしかに公式アプリがあるとみんなそっち使うよなぁ

所感

  • {元, 現役}高専生がちょこちょこ来てくれた
  • Twitter でかるたを知って来てくれた人が結構いた、宣伝の効果あり
  • 立ち読みして「この記事エモいね〜」とか感想くれるのほんとうれしい
  • 闇鍋本の特性上、立ち読みするまで何が書いてあるかよくわからないので人があまり来ない
    • 500近くあるサークルからわざわざよくわからん闇鍋本が気になって見に来てくれる人は少ない
    • もし次やるならジャンルを絞りたいなぁと思ったり。記事の中身もさっくりしたものが多い印象だったので、狭く深くをやっていきたい
  • コスして売り子してたんですが、遠目からめっちゃ視線を感じた。もっと近くで見てもらっても大丈夫でしたよ。みなさんシャイなんですか?

後日

  • BOOTHにて闇鍋本のDL版を販売
  • BOOTHにてかるた関連商品の売れ残った分を販売
  • BOOTHお世話になっております。BOOST機能が最高です
    • 今回も闇鍋本のN倍の金額をBOOSTしてくださった方がいて感謝の極み。桁間違ってませんか?本当にありがとうございます

初参加 && 現役学生のみで構成されたサークル && ジャンルばらばらの同人誌 でしたが、優しいみなさまのおかげで満足して終えることができました。

以下個人の感想になりますが……

ググっても出てこない情報や自分の{考え, 主張}が読めるのが同人誌の良いところと思っていて、少なくとも自分の担当した記事ではそれがギリギリ達成できたかなぁと感じるので、良かったです。ただ、書いていて「こんな一個人の考え読むやつおるんかw」「それ既存の情報まとめただけじゃねーのw」みたいな煽りが毎秒脳内で発生していて結構苦しめられました。なんとか書き上げたの偉いと思うので、褒めて讃えて神棚に飾ってください。

ありがとうございました。