ようじょのおえかきちょう

ふぇぇ お医者さんにペン持ったらダメっていわれた〜〜

『東京防災』 #kosen14s 読書会2nd

kosen14s.github.io

kosen14s 読書会2nd 6日目です。今日は東京防災の話をします。

東京防災

東京防災

1 「東京防災」とは 東京の地域特性や都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮し、災害に対する事前の備えや発災時の対処法など、今すぐ活用でき、いざというときにも役立つ情報を分かりやすくまとめた完全東京仕様の防災ブックです。

「東京防災」の作成について|東京都

災害が起きたらどう動きましょうねとか、普段からできる防災アクションとか、実際に起きたときの対応方法とか便利知識がまるっとまとめられた一冊の本です。なにがすごいって、避難地図とか公共連絡先まとめみたいなプリントは n 年ごとにポストに入ってたりするんですが、比べると圧倒的に情報量が多いし具体的なことがいっぱい書いてあって、それが PDF や電子書籍で公開(無料!)されてるんです。

f:id:yamasy1549:20161224221214p:plain ↑ プライバシーの確保は東日本大震災で改めて認識された。避難所でパーティションは必須

f:id:yamasy1549:20161224221325p:plain ↑ コンロの作り方まで書いてるの初めて見た

f:id:yamasy1549:20161224221814p:plain ↑ 子供は気づかないうちにストレスをためやすいのでこれは大事

f:id:yamasy1549:20161224222129p:plain ↑ 地味に役立つのでは

中身を見ると、コンテンツの並べ方や注意を引かせる工夫とかいっぱい詰まってるのでそういう勉強にもなります。1 周目は防災の勉強として(防災リテラシーという科目を取っていたので多少興味はあるのです)、2 周目はデザインの勉強として読みました。

f:id:yamasy1549:20161224223028p:plain ↑ ものすごいインパク

f:id:yamasy1549:20161224220826p:plainプログレスバーまでかっこいい

お役所からの保存版配布物ってわりと捨てられやすかったり読まれなかったりが多い印象ですが、一目で重要と分かって、長くてもざっと目を通しておきたくなるような(自分だけかも)工夫がある東京防災は良いなと思っています。大きくなったらそんなお仕事をしたいなー。

高専に入ったら職が見つかり彼女は出来ないけど背も3センチ伸びました。 | Kosen Advent Calendar 2016 6日目

タイトルは twitter bootstrap railsを使ったら職が見つかり彼女も出来て背も3センチ伸びました。 より

身長は3センチも伸びなかったのでちょっと詐欺しました。高専の利点を使い倒して優勝しよう👆」といった内容を書こうと思います。

www.adventar.org

ちなみに、これは記事を書き始めたときの様子です。スッカスカやんけ!

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中学の頃ぼんやりと「ぱそこん使う仕事なら食いっぱぐれないよなー」と思って高専を選び、今は明石高専で電気情報工学科の3年生をやっております。

高専生のひと、かつて高専生だったひとは何かしら高専に魅力を感じて入学したことと思いますが、今日はその魅力をもっと活用し、いろんな場面でラクして過ごすことを考えてみます。

※おことわり 自分がよくお世話になってるIT系(主にWeb寄り)の目線で書いてるので、他分野はもしかしたら事情が違うかもしれません。

利点① なんかすごそうと思われやすい

中学卒業して5年間かけて専門科目を勉強するということで「若いし知識がある、つよそう」「中学から進路を考えていてすごい」と思われやすいし実際よく言われます(もし仮にあみだくじで高専を選んだとしても…)。大人のひとはやる気のある若者が大好きなのですぐに高専生のとりこになってくれます。

少しでも興味を持ってくれたようならチャンスです。こんな勉強をしてるんだよ、こんなことをしたいんだよ、といったことをどんどんお話して、今度は興味の対象を「高専生」から「目の前にいる高専生(自分)」に向けてもらいましょう。

利点② 元高専生はどこにでもいる

本当にどこにでもいます。「わたし高専生なんですよ」と言うと「ぼくのところにも元高専生いるよ!」と返ってきたり、運が良ければ「ぼく高専出身なんだ!」と仲良しになれたりします。偏った情報ですが私のよくお世話になってる世界では長野高専や岐阜高専あたりの出身者が多い気がします。なんでやろ。

もし元高専生に会えなくても大丈夫、時間に比例して元高専生は増えていくのでいつか必ずどこかで会えます。

利点③ 先輩の活躍の恩恵を受けられる

企業やコミュニティでは、高専出身でバリバリ活躍している人が結構います。まわりのひとに話を聞くと大体「高専生は優秀だね」と感想をくれるので、そんなときは先輩の活躍に感謝しましょう。心の中で思いっきりドヤ顔をしましょう( ・´ー・`)また、ドヤ顔させてもらった分がんばることを忘れないでおきます。


雑に利点を挙げてみました。

次はこれらを使い倒して優勝しようとする例です。自分の話になりますがすいません。

筋トレを惜しまない

そもそも力をつけましょうという話(自戒…)。最新情報を追ったりコード書いて試してみたりインプットを怠らず代謝を上げておきます。

勉強会とかイベントにめっちゃ参加する

インプットの一環としてもそうですが、ここですごいひとと実際にお話したり繋がれたりするのが強いです。

先に挙げたように元高専生はどこにでもいるので、特に私服で集まって懇親会でピザとビールが出るような勉強会だと規模にもよるけど2, 3人は必ずいます。高専生どうしは生まれつき謎の仲間意識を持っているので、出身校の話題で盛り上がったあとtwitterのIDを交換してしまえばもうぼっちではありません。

余裕があれば登壇してみるのも楽しいです。

さらりとインターン先を探していることを伝える

私はいろんな会社で渡り鳥的にちょこちょこ働かせてもらうのが趣味なので、ここで知り合った企業のひとにお願いしてインターン先を決めたりしています。フットワークの軽い企業さんなら「ぜひおいで!」「一回遊びに来てよ」と言ってもらえてその夜のうちにメッセージが飛んできて決まることもあります。

社内に元高専生がいると「ぜひおいで!」と言ってもらえる率が高い気がしています(ちゃんと計算したのではないけど、感覚的に)。

はたらく

私がこうしてたくさんのチャンスに恵まれているのは、かつて高専生だったひとたちの活躍のおかげでもあります。いっぱい勉強していっぱい実務でコードを書かせてもらうことで、感謝を表しているつもりです。

(繰り返す)

後輩たちにもこの恩恵を受けてほしいなと思っているので、いろんな勉強会に顔を出したり登壇したりコンテストで賞を取ったりして明石高専の名前を売るようにしています。後輩のためとか言いながら自分のためにもなっているのでついでに自分の名前も売って、それを利用してまた新たなインターン先を見つけたりします。


「顔パス」ならぬ「高専パス」の恩恵を受けられるのはとてもありがたいことです。せっかく有利な環境にいるのだから、あと2年間、使えるものは全部使っていきたいと思います。

ということで、やましーは春休み(3月〜4月)のインターン先を探しています。もしよければ実際に動いてるサービスのコードを書いて経験値荒稼ぎさせてください!

秋冬になると思うこと

長い夏休みが終わり高専祭の準備をバタバタと始める頃から、コンテストが増える。ロボコンは1年生で地区大会前に部活を辞めてしまったし、英語プレコンは今年も気がついたら申込みが終わっていた。プロコンは…自由か課題には出たかったが校内で誰がやっているのか分からず参加できなかった。競技はまず無理と思っていつものごとく諦めた。

ロボコンをやりたくて(と言っても機械じゃなくてコード書いて制御する側)高専に来たはずなのに色々あってロボ研を辞めてしまった。Web系をやってる先輩がいたのでそっちで成長させてもらうことにした。

先輩が卒業したので今度は学内でWeb仲間を探そうとWeb研に遊びに行ったらほとんどが幽霊部員で、お世辞のつもりだったかもしれないけど「君に教えられることはない」なんて言われて悲しかった。いくつか机をはさんだところでは情研の先輩が何か講義をしていて、この学校では「競技人口 >> Web人口」なんだと知った。情研の何人かに近づいてみたりはしたけど、あまりWebに興味がある風には見えなかった。傍から見たら同じ「コードを書く」でも、やってることはぜんぜん違うし当たり前なんだよなぁ。

そのころ私は当時のインターンを休憩していた。なんでか漠然と「競プロやったほうがいいのではないか」と考えてABC過去問に手を付けたが、AやBは問題文読めばはいという感じだったけどCあたりから知識がなくて解けず中学受験みたいだと思った(受験したことはない)。それに解き方を考えるより、入力例をワンクリックでコピーできるChrome拡張を作っている方が楽しかった。作り終えた時点で、自分に競プロの素質はないと思って競プロを離れた。

TLの人や学校の競プロに明るい人たちはよく「printf して "HelloWorld" が出力されて興奮した」と言っていて、それを見るたび「やっぱり自分には素質がないんだな」と思ってつらくなる日々だった。「CSSだって animation: hoge; とか書いていけばカッコイイ動き作れるんだぞ」と思ったけど、きっと多くの人にとってその2つは平行線で交わらないのだろうなぁ。

このあたりで自分に言語のこだわりのないことも分かってきて「便利ツールを作れれば(何を使って作るかは)なんでもええやん」とか、さらには「コード書いて解決しなくてもよいのでは」なんて考えて、コード書くのがそんなに好きでないことにも気づいた。気づくとますます「情報と名前のつく学科にいるのになんでコード書くの好きじゃないの」「ここに来たのは間違いじゃないの」「そもそも自分Webやりたいの」と考えるようになってしまった。

今では「コード書いて楽しむ人もいれば、自分みたいに目的が達成できればそれでいい人もいる、他にも色んな考え・趣味の人がいる」と思えるようになったし、目的が達成できればそれでいいのでWebにこだわる気持ちもない。スマホアプリ作ったり組み込みしたり、あるいはプログラムから離れても全然良いと思う。

なんでそう思えるようになったか、はっきりとは分からんけど、たぶん「みんながみんな同じ考え・趣味・スキルを持ってると世の中進まない」って気づいたこととか「やりたいことなんてコロコロ変わるもんやし、その時やりたいことができればええやん」「もうちょっと勉強して経験値上げたらまた考えることも変わってくるやろ」みたいにどーんと構えることができるようになったからかなぁ。さらにそれはなんでって聞かれるともう分からんし、たぶん時間の問題。

で、秋冬になると「N年前の今の時期はあんなこと考えてたなぁ」なんてしみじみ思い出すわけです。